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どんな結果であっても、挑戦すること自体が素晴らしい経験

2025.06.24

PROFILE

第13回 大阪成蹊大学学長賞(金賞)
畑佐みくる さん

畑佐みくる(はたさみくる)さん
現在の在籍学部:大阪成蹊大学 芸術学部 搜狐体育_nba比分直播-投注|官网 イラストレーション?美術コース2年生
受賞名:第13回 大阪成蹊全国アート&デザインコンペティション 大阪成蹊大学学長賞(金賞)
受賞作品名:『視点』
受賞時の在籍校:大阪府立港南造形高等学校3年生

第13回(2022年度)大阪成蹊全国アート&デザインコンペティションにて、大阪成蹊大学学長賞(金賞)を受賞され、現在は本学芸術学部のイラストレーション?美術コース2年に在籍中の畑佐みくるさんにお話しを伺いました。


▲大阪成蹊大学学長賞(金賞)受賞作品 『視点』

??受賞された作品の世界観、タイトル名の背景?理由、作品にかけた思いなどをお聞かせください。

第13回コンペティションのテーマ「ワタシノセカイ」に沿って、自分の好きなものを画面いっぱいに詰め込んだ作品を制作しました。このテーマは、自分自身の世界観や価値観を表現する絶好の機会と捉え、私の内面や趣味を反映させることに重点を置きました。

作品のメインモチーフは、私の妹です。青いカエルもモチーフとして選びました。青いカエルは私にとって神秘的で魅力的な存在であり、自然の中の不思議さや生命力を象徴しています。さらに、私のお気に入りのお菓子のパッケージも作品に取り入れました。背景には、そのお菓子のパッケージに描かれている花や葉のデザインを用いて、彩り豊かで華やかな雰囲気を表現しています。

そして、作品の中心には、私の「好きなもの」を象徴するために、多数の抽象的なハートを描きました。これにより、愛情や情熱、自己肯定感を表現しています。
さらに、「視点」というタイトルには、作品内に3つの目を取り入れたデザインが反映されており、自己観察の重要性を示しています。この作品を制作するにあたり、自分の内面や好きなものを通じて、観る人に「自分らしさ」や「多様な視点」の大切さを伝えたいと考えました。


??作品の制作期間はどれくらいですか。

高校3年生の時の3か月程度です。

 

??作品制作にあたってのポイント、工夫したところ、苦労したところなどをお聞かせください。

まず、構図と色味に特にこだわりを持ちました。構図については、多くのモチーフを取り入れることで、賑やかさや奥行きを出そうと工夫しました。しかし、複数の要素を詰め込みすぎると、絵全体が散漫になってしまうため、バランスを保ちながらまとまりのある構図に仕上げることに苦労しました。何度も試行錯誤を重ねながら、視線の流れや各要素の配置を調整し、最終的に見やすく魅力的な構図を作り上げることができました。

次に、色味については、新しい挑戦として、これまであまり使ったことのない鮮やかな色彩を積極的に取り入れることを心掛けました。これにより、作品に躍動感や新鮮さを持たせることができたと感じています。色の選択や配色には特に注意を払い、色彩のバランスやコントラストを工夫しながら、作品全体の印象を引き締めました。



??受賞したときの気持ちは?

過去の受賞作品と全く異なるテイストだったので、正直驚きましたが、自分の作品が誰かの目に留まったことがとても嬉しかったです。


??現在、大学ではどのような作品制作に取り組んでいますか。

現在は大学のイラストレーション?美術コースに在籍しており、多岐にわたる作品制作に取り組んでいます。具体的には、キャラクターデザイン、様々なグッズデザイン、デジタルイラスト、そしてアナログによる表現など、多様な分野での作品制作を行っています。

私はデジタルでの授業を選択したので、イラストレーターやフォトショップ(Adobe Creative Cloudのツール群)を用いたパソコンを使った実習が中心です。これにより、デジタル技術を駆使した高度な表現力やデザインスキルを身につけることができています。
また、作品制作を通じて、コンセプトの構築やターゲットに合わせたデザインの工夫、色彩や構図のバランスなど、実践的な知識と技術を深めています。


▲自身で創作?描画したオリジナルキャラクター

??受賞当時(高校生)と比べてスキル面や作風などで変化はありますか。

高校生の頃は、主にアナログで写実的な人間の絵を描くことに集中していました。そのため、リアルさや細部の表現にこだわる傾向が強かったです。しかし、その反動からか、大学に進学してからはデジタルツールを積極的に取り入れるようになりました。

パソコンやペイントソフトを使った制作に挑戦し、従来のアナログの技法とは異なる表現方法を模索しています。特に、デジタルアートにおいては、全く新しいツールや技術を習得する必要がありました。その中で、アナログの時にはあまり意識していなかった「ぼんやりとした空気感」や「柔らかさ」を表現することに興味を持ち、試行錯誤を重ねています。

??現在の制作環境についてどう思いますか。

非常に満足しています。最初はもっと大人数での授業を想像していましたが、実際には教室が多数用意されていて、実技の授業は基本的に少人数制で行われています。そのため、教員の方々が学生一人ひとりに丁寧にアドバイスや声かけをしてくださり、きめ細やかな指導を受けられることが良い点だと感じています。

さらに、イラストレーション?美術コースには専用のアトリエ棟が設けられており、コース専用の設備や環境が整っていることも大きな魅力です。授業がない時間帯でも、学生は自由にアトリエを利用して自主制作に取り組むことができるため、創作活動に集中できる環境が整っています。


▲イラストレーション?美術コース専用の実習室

??アート&デザインコンペティションに挑戦する高校生?中学生へのメッセージをお願いします。

どんな結果であっても、挑戦すること自体が素晴らしい経験となります。挑戦を通じて、自分自身の可能性や新たな発見に気づくことができるからです。振り返ってみると、自分の作品にはまだ改善すべき点や粗さがあると感じました。それでも、このような、その時の感性や感覚でしか作り出せないものがあるので、自分の歴史を残す思いで、受賞等にこだわらず多くの人に挑戦してほしいです。

アートは、技術だけでなく、その瞬間の気持ちや思いを表現するものだと考えています。だからこそ、完璧を求めすぎず、自分の感じたままに表現してみてください。応援しています!